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Re:不戦の契りの正体わかっちゃった。

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Re:不戦の契りの正体わかっちゃった。

【マンガ】 進撃の巨人(第99話)

進撃の巨人の考察を投稿したのは「不戦の契り」の正体がわかっちゃった(きがした。)のがきっかけなのだが、それから何件か考察を投稿するうち、最初の投稿をアップデートできる気がしたので、自分の考察投稿への返答を書いてみた。 そうしたら、すごくかっこいい、美しい考察ができたよ!これならもう間違っててもいいよ!


フリッツとレイス

第122話

最初の巨人、始祖ユミルは、完全な存在だ。 分かたれる前の9つの巨人の能力を併せ持ち、何より空間を超越する能力「座標」を行使できた。 彼女がその力をもって、女神として世界に君臨すれば、話はシンプルだった。 しかしそうならなかったのは、彼女が奴隷としての生き方しか知らなかったからである。 ユミルは幼い頃にエルディアに囚われ、反抗することも、弁明することもせず、ただ従うことしかできなかった。それしか知らなかったのだ。 そのために巨人の力は、奴隷ユミルを使役するエルディア族長・フリッツの思うままになった。「フリッツの名の下に」、巨人の力は侵略のために使われたのである。 フリッツは恐らく、ユミルにこうも命令したはずだ。 すなわち、 『最強の力、「座標」は、フリッツ以外のために使うことはまかりならない。フリッツと共にある時以外の使用を禁ずる。』 かくて、始祖の記憶には、このフリッツからの命令が刻み込まれ、始祖が「座標」を行使できるのは、フリッツと共にあるときのみとなったのだ。 やがてユミルは命を落とし、巨人の力は3人の娘に引き継がれることになった。 しかし、その父であるフリッツは、国王の座をユミルの娘たちに引き継がせなかった。 なぜならフリッツは、ユミルのことを結局、妻ではなく「奴隷」と考えていたからだ。 だからユミルの3人の娘のことも、同様に、「子種を分けた奴隷の娘」と考えていたのだ。 だからフリッツは、 『ユミルの子(三姉妹)とは別の子に王位を継がせた。』 そして、 『ユミルの子(三姉妹)にはレイスの名を与え、始祖の巨人を継承する役目を負わせた。』 始祖の巨人を継承するユミルの子孫は、ユミルの記憶をも継承する。 それは同時に、フリッツに逆らえない、奴隷としての性質を受け継ぐことも意味していた。 こうして、支配者であるフリッツの血統と、始祖の巨人を継承するレイスの血統は、その主従関係の形を変えぬまま子々孫々と受け継がれていくことになった。 そして、「座標」は、フリッツ族長からの命令と、ユミルの記憶によって縛られ、それを行使できるのは、レイスがフリッツと共にあるときのみとなったのだ。


黄昏の楽園

第69話

しかし、巨人大戦に前後して重大な事件が起こる。 それは、 『フリッツの血統の断絶』 である。 理由はわからない。病気や事故の可能性もあるだろう。または、レイスがフリッツをその手にかけたのかもしれない。あるいは、フリッツがその血統を守るために近親婚を繰り返した結果、遺伝子的弱体化を招いたのかもしれない。 いずれにしろ、エレンが暮らした壁の中には「本物のフリッツ家」は存在せず、何の権力もない影武者と、表舞台に立たないレイス家がいるだけだった。 つまり、 『フリッツの血統は失われてしまい、残ったのはレイスの血統のみだった。』 しかし、「座標」は、フリッツとレイスが揃わなければ行使できない。 ということは、 『約百年前の初代壁の王は、フリッツの血統を失い「座標」を行使できなくなった。』 のである。 マーレとタイバー家に巨人戦力のほとんどを奪われ(あるいは譲り渡し)、「座標」を行使する力を失ったレイスに、もはや世界に抗う術はない。 レイスは滅びの運命を受け入れ、しかしながら、わずかな安息を得るために壁の中に閉じこもるしか方法がなかったのだ。 レイスはフリッツを看とる際、世界の憎しみの矛先でありながら、しかしそれに対抗する手段を失ってしまうユミルの民を憂いた。 だから、 『フリッツ死亡の直前、最後の「座標」でユミルの民の記憶消去を行った。』 そして歴史を改竄し、壁外不干渉とすることで、外の世界からユミルの民を守ろうとした。 そして、パラディ島の外に対しては 『「地鳴らし」の発動を嘯き、仮初めの脅威をちらつかせることで侵攻を防いでいた。』


不戦の契り

第69話

始祖の巨人を継承したレイスは、「座標を行使できない」という真実を誰にも、一族にすら打ち明けることができなかった。 世界がエルディアを憎み、始祖は座標を行使できない。その真実は、聞いたものに絶望だけを与える、パラディ島滅亡の予言に他ならないからだ。 代々の始祖の巨人の継承者は、この真実を自らの胸に押し込み、周囲には本心とは別の言葉を話す。「世界を守るために我々は罪を受け入れ、滅びゆくほかない。」 つまりこういうことだ。 『不戦の契りとは』 『そもそもはフリッツ族長が「座標」の力を独占するために始祖ユミルに下した命令であり、』 『巨人大戦後は、「座標」が行使できなくなったという真実を覆い隠すための方便である。』 これが、不戦の契りの正体だ。 ジークは、フリッツの末裔だ。 壁の王が知らなかったフリッツの忘れ形見が存在したのである。 エレンは、レイスの血統だ。 フリーダ・レイスも、カルラ・イェーガーも、エレン・イェーガーも同じ顔立ちだ。カルラはレイスの隠し子だったのだろう。 100年の時を超え、再びフリッツとレイスが出会ったのである。 そして、地鳴らしは発動したのだ。


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