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巨人の壁の造り方と地鳴らしがもたらす世界

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巨人の壁の造り方と地鳴らしがもたらす世界

【マンガ】 進撃の巨人(第34話)

以前、「地下街の秘密」という投稿で、『地下資源を守ることこそが巨人の壁を造った根本的理由』と考察した。 エルディアの王が、王の地位と巨人のアドバンテージを守るため、やがて脅威を産み出すであろう技術革新の芽、「地下資源」をユミルの民の記憶から封印し、壁を築いて外国から防いだという内容だ。 個人的に、こういう「王の我欲にまみれた」考察が一番好きなので、調子に乗って続きを考察してみよう。 巨人の壁の造り方と、地鳴らしがもたらす世界を考察!


巨人の壁の造り方

アニメ「現在公開可能な情報」

まずは壁が何体の巨人でできているか考えてみよう。もう考察され尽くしてるだろうけど一応 アニメの「現在公開可能な情報」によれば、各壁の半径は シーナ250km ローゼ380km(=250+130) マリア480km(=380+100) なのでそれぞれの円周(=半径×2×3.14)は シーナ1,570,000m ローゼ2,386,400m マリア3,014,400m 体長60mの超大型巨人の肩幅を20mとして、隙間なく並べると仮定する(=円周/20m)と シーナ 78,500体 ローゼ119,320体 マリア150,720体 合 計348,540体 つまり、約35万人のユミルの民が壁に眠っていた計算になる。 現在のパラディ島の人口はアニメによれば125万人。35万人はだいたい1/4にも及ぶ人数だ。 ところで、壁は継ぎ目なく造られているから、全く同時に(又は3つの壁ごとに)硬質化させなければならない。 ということは、35万人のユミルの民又は巨人をあらかじめ円形に整列させておかなければならないということだ。 しかしながら、果たして35万人もの人間が、壁の巨人となる運命を受け入れ、整然と並び待つことが出来るだろうか。


何十万人もの犠牲

第34話

ウォール教のニックや、レイスに従った中央憲兵など、信教やカリスマに殉じて命を懸けることができる人もいるが、それは一部の人に限られるだろう。 35万もの人間、その全員揃って人生を壁に捧げるような、そんな都合のいい大義も理想もないはずだ。 つまり、 『巨人の壁は、何十万人ものユミルの民が、強制的に材料にされた。』 ということになる。 ユミルの民を強制的に巨人の壁にすることはできる。 フリッツの髄液を使うのだ。 フリッツの末裔、ジークの髄液を投与されたユミルの民は、ジークが叫べば巨人化するし、言うことも聞く。この作用を利用すればいい。 まずは、コントロール用にフリッツの髄液、超大型化のために超大型巨人の髄液、そして硬質化のために鎧の巨人の髄液を用意しよう。 それをユミルの民に投与するのだが、その方法は、壁を築いたのが政治の実権を握る王であるならば、いくらでもあるはずである。 例えば、配給や流通する飲食物に混入させたり、予防接種と称して注射したりできるだろう。ジークがラガコ村で使ったと言っていたガス散布もあったかもしれない。 そうして投与したユミルの民が十分な数になったところで、座標の力を使って空間距離をキャンセルして叫べば、何十万体もの超大型巨人ができる。 あとは座標を介した指令で円形に配置し、一斉に硬質化させれば巨人の壁の出来上がりだ。


巨人の壁の真の意味

第122話

確かに壁は、少なくとも100年以上もの間巨人を防いできた。 その間多くのユミルの民の生命と生活を守ったことだろう。 しかし、そのために何十万人ものユミルの民の人生を犠牲にしているのである。 それで果たして割に合うだろうか。 もし壁を築いたのが145代カール・フリッツならば「束の間の平和を享受する」ために、何十万人ものユミルの民を人柱にしたことになる。 あるいは、カール・フリッツ以前の王ならば、"座標"という巨人に対して無敵の力を行使できたにも関わらず、わざわざ無垢の巨人を防ぐ壁を築いたことになる。 いずれにしろ、壁が単に無垢の巨人から人々を守ることを目的としていたのなら、それは随分と割に合わない投資だといえる。 ということは、それ以上の効果を予め見込んで壁を築いたのではないだろうか。それはつまり、壁のもう一つの用途、地鳴らしの効果である。 つまり、 『抑止力としてではなく、予め地鳴らしを発動することを前提に壁を築いた。』 のではないだろうか。 今まさに地鳴らしは発動した。地鳴らしが完遂されたとき世界はどうなるだろうか。 パラディ島以外の全ての生命はその文明もろとも滅ぼされ、世界に残るのはパラディ島文明とユミルの民、そして壁の巨人(あと僅かに逃げ延びた人々)だけになるだろう。 実はこれこそが、壁を築いた者の真の目的ではないだろうか。 すなわち、 『巨人の壁は、世界の文明レベルがパラディ島(=巨人戦力)を越えたとき、地鳴らしにより全てを滅ぼすリセットボタン』 なのだ。 そしてさらに、以前の考察、『地下資源を守ることこそが巨人の壁を造った根本的理由』を組み合わせると、 『巨人の壁は、パラディ島地下資源の採掘を防ぐことで人類文明の発展を妨げ、それでも文明が巨人の力を越える程発展したときには、地鳴らしを発動させて全てを滅ぼすための装置』 ということだ。 そうすることで、フリッツの支配する「我が世」を永遠のものにすることが壁の真の意味なのではないだろうか。 エレンは始祖の記憶からその意味を知っていたのではないか。であれば、エレンの真意は地鳴らしではなく、この一連の文明リセットシステムの破壊ではないだろうか。それが「終わりだ!」という発言の意味なのだ。 この考察が正しいとすると、かなり突飛な説が成立する。 すなわち、 『地鳴らしによる文明リセットは過去に既に何度か起きており、今あるのは何度目かに勃興した文明世界』 という説だ。 例えば、進撃のスクールカースト世界が、地鳴らしにより滅ぼされた過去の出来事だった‥ということもできるかも、、できないかな


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